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EF66-27に想うこと(2)

京都鉄道博物館で展示されているEF66-35号機

寝台特急と貨物列車

EF66といえば東京〜九州の寝台特急、そして
貨物列車、長いコンテナ列車の先頭に立つ姿を思い浮かべる方が多いと思います。
国鉄時代、高速道路の整備に伴い高速化したトラック輸送へ対応するため、それまでEF65-500番台の重連で運用されていた高速貨物列車を単機で牽引すべく1966年に開発されたのがEF66、(当初はEF90)でした。出力の大きさもさることながらそれまでの機関車ては一線を画す車体デザインは鉄道ファンに衝撃を与えました。当初は本来の目的である貨物列車の牽引のみで旅客列車を牽引することはありませんでした。EF66が客車、特に寝台客車の先頭に立ったらと多くの鉄道ファンは思ったようで機関区の公開イベントでは九州ブールトレインのヘッドマークが取り付けられることもありました。

そんな鉄道ファンの夢は登場から20年近く経った1985年に叶うこととなります。東京〜西鹿児島間の寝台特急はやぶさにロビーカーが連結されることとなり従来の牽引機、EF65-1000番台では広島の瀬野〜八本松の上り線で牽引力が不足するため、当時貨物列車が削減され余剰気味だったEF66が九州寝台特急の先頭に立つこととなりました。1985年から2009年のはやぶさ・富士の廃止までの24年間、九州寝台特急の先頭に立ちましたが歴代の牽引機の中でも最長記録でした。
私は初めてみた寝台特急がEF66だったので寝台特急のイメージ、イコールEF66が先頭に立つ客車編成でした。

*寝台特急の写真、たくさん撮ったのですが手元にありません。探しておきますσ^_^;
写真は京都鉄道博物館で展示されているEF66-35号機がヘッドマークつけてるところです。